栂の木の(読み)トガノキノ

デジタル大辞泉 「栂の木の」の意味・読み・例文・類語

とがのき‐の【×栂の木の】

[枕]つがのきの」に同じ。
「みづ枝さししじに生ひたる―いや継ぎ継ぎに」〈・九〇七〉

つがのき‐の【×栂の木の】

[枕]音の類似から、「つぎつぎ」にかかる。
「―いやつぎつぎにあめの下知らしめししを」〈二九

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精選版 日本国語大辞典 「栂の木の」の意味・読み・例文・類語

つがのき‐の【栂木の】

  1. 「つが」と類音のくりかえしで「つぎつぎに」にかかる。
    1. [初出の実例]「生(あ)れましし 神のことごと 樛木乃(つがのきノ) いやつぎつぎに 天の下 知らしめししを」(出典万葉集(8C後)一・二九)

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