栃村(読み)とちむら

日本歴史地名大系 「栃村」の解説

栃村
とちむら

[現在地名]綾部市老富おいとみ町 栃

光野みつの村の北、若狭街道沿いに立地。

中世上林かんばやし庄の地。地名は天文年間(一五三二―五五)の勧進奉加帳(光明寺文書)に「栃谷」と記されるのが早い。

丹波負笈録」に「秀吉ノ頃禁裏御領」とあるが確証はない。山家藩領。

慶長六年(一六〇一)の御知行方目録(山家藩庁文書)に高七二・三四六石「栃村」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android