栄出町(読み)さこでまち

日本歴史地名大系 「栄出町」の解説

栄出町
さこでまち

[現在地名]西区八坂やさか町一―二丁目

栄出町というのは、さこ村より出た町、「栄村の枝村」(徇行記)、「名古屋庄栄村枝郷」(寛文覚書)の意味である。名古屋城下西方、「名古屋へ廿八町、清須へ壱里半」(同書)の距離であった。「尾張国地名考」によれば「さかを村 支村一 栄出町さこでまち 正字狭所さこなるべし、さはせばきなり。瀬古村に義同じかるべし。栄の字は後世好字に祝替たるなるべし」と解説している。

慶長遷府以来、名古屋城下の地域が拡大し、名古屋村の四至も拡大した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android