栄養成分表示(読み)えいようせいぶんひょうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「栄養成分表示」の意味・わかりやすい解説

栄養成分表示
えいようせいぶんひょうじ

食品に含まれる栄養成分の表示。消費者に食品を販売するにあたって,容器包装および添付文書日本語で「カルシウム入り」「1個あたり…kcal」といった栄養成分・熱量に関する強調表示をする場合や栄養機能食品は,健康増進法に定められた栄養表示基準に従って表示する義務がある。栄養表示基準には,表示の位置,項目と順番(熱量,蛋白質脂質炭水化物ナトリウムは必須項目で,この順で表示する),単位(kcal,gなど),表示量の誤差の許容範囲,栄養表示の数値に 0(ゼロ)と表示できる基準などが規定される。対象は加工食品および鶏卵だが,近年生鮮食品も基準を満たせば表示できるようになった。

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栄養・生化学辞典 「栄養成分表示」の解説

栄養成分表示

 栄養表示ともいう.食品の栄養成分を表示することで,米国ではサービングという単位,すなわち100gあたりといった方式でなく,実際食卓に出る場合の1単位といった表示を採用している.日本では通常100gあたりで表示.栄養改善法によって基準が示されている(栄養表示基準).

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報