栗下村(読み)くりしたむら

日本歴史地名大系 「栗下村」の解説

栗下村
くりしたむら

[現在地名]えびの市栗下

小田おだ村の南、北東流する川内せんだい川支流長江ながえ川と池島いけじま川に挟まれた地帯にある。加久藤かくとう郷に属する。慶長七年(一六〇二)には「加久藤 栗下村之内」三〇石が加久藤二之宮にのみや(現加久藤神社)に寄進された(「島津忠長外三名連署証状」旧記雑録)。寛文四年(一六六四)の諸県郡村高辻帳では表高一千一三九石余。「三州御治世要覧」では内高一千七〇六石余。旧高旧領取調帳では高一千六一九石余。天保四年(一八三三)に市田長門に加増された四四ヵ村内五〇〇石のなかに当村の一部(石高不明)が含まれている(「知行目録」旧記雑録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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