栗原安秀(読み)クリハラ ヤスヒデ

20世紀日本人名事典 「栗原安秀」の解説

栗原 安秀
クリハラ ヤスヒデ

昭和期の陸軍歩兵中尉 二・二六事件首魁の一人。



生年
明治41(1908)年11月17日

没年
昭和11(1936)年7月12日

出生地
佐賀県境野村

学歴〔年〕
陸士(第41期)〔昭和4年〕卒

経歴
父は陸軍歩兵大佐。昭和4年歩兵少尉に任官し、歩兵第一連隊付きで連隊旗手を務め、7年中尉。8年戦車第二連隊付を経て、10年歩兵第一連隊付に再任。この間、陸軍隊付将校の国家改造運動に参加、皇道派青年将校の中心となり、8年には救国埼玉青年挺身隊事件を指導。11年の2.26事件では反乱将校中第一の急進論者として機関銃隊をひきいて首相官邸襲撃した。乱後軍法会議死刑判決

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「栗原安秀」の解説

栗原安秀 くりはら-やすひで

1908-1936 昭和時代前期の軍人
明治41年11月17日生まれ。陸軍中尉。歩兵第一連隊付き。皇道派青年将校の中心となり,昭和11年の二・二六事件で機関銃隊をひきいて首相官邸を襲撃。軍法会議で死刑判決をうけ,同年7月12日処刑された。29歳。島根県出身。陸軍士官学校卒。
格言など】余万斛(ばんこく)の怨みを呑み,怒りを含んで斃(たお)れたり(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「栗原安秀」の解説

栗原 安秀 (くりはら やすひで)

生年月日:1908年11月17日
昭和時代の陸軍軍人。歩兵中尉
1936年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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