栞(漢字)

普及版 字通 「栞(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 10画

[字音] カン
[字訓] しおり・きる

[説文解字]

[字形] 会意
幵(けい)+木。〔説文〕六上に「槎(さし)なり」とあり、道しるべに用いる細く削った木。〔書、禹貢〕に「山に隨ひて木を栞(き)る」とあり、刊の意。木頭を刊(けず)って表識とし、榜示に用いる。わが国ではしおりとよむ。

[訓義]
1. 木を削るようにして、きる。
2. 道しるべの木。
3. しおり。

[古辞書の訓]
名義抄〕栞 キル

[語系]
栞・刊kanは同声。おそらくもと同じ字であろう。栞の初文は二天に従うが、それが槎識の象であろう。

[熟語]
栞正・栞栞木栞旅
[下接語]
竣栞・不栞

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android