株腐病(ライグラス)

飼料作物病害図鑑 「株腐病(ライグラス)」の解説

株腐病(ライグラス)

株枯れを引き起こす糸状菌病。冬から春にかけて発生し、水分欠乏のような症状を呈し、罹病個体は圃場で赤っぽく見える特徴がある。病斑は茎で目立ち、イネ紋枯病に似た不整形で、白色菌糸に覆われる。病斑上には茶褐色、大きさ1mm程度の菌核が形成される。病状が進むと、茎内部にも菌糸が侵入し、下葉から枯れ上がって株腐症状となる。多湿条件で多発する。病原菌は二核リゾクトニアの一種で、オオムギ株腐病菌と同一と考えられている。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

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