核分光学(読み)かくぶんこうがく(英語表記)nuclear spectroscopy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核分光学」の意味・わかりやすい解説

核分光学
かくぶんこうがく
nuclear spectroscopy

原子核構造,特に各準位のエネルギースピンパリティ多重度,γ線放出確率などの特徴を,おもに各励起状態から放出されるγ線の性質によって実験的,理論的に研究する原子核物理学の一分野。普通にいわれる分光学が,原子分子から放出あるいは吸収される光によりそれらの構造を研究するのに対応してこの名称がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android