核融合発電(読み)カクユウゴウハツデン

デジタル大辞泉 「核融合発電」の意味・読み・例文・類語

かくゆうごう‐はつでん〔カクユウガフ‐〕【核融合発電】

核融合で発生した熱エネルギーを利用する発電燃料となる重水素海水から取り出すことができ、発電時に二酸化炭素を排出しない。また、原子力発電に比べて使用済み核燃料放射能レベルが低く、原理的に核分裂のような連鎖反応が起こらないため、事故危険性は低いとされる。フランスで建設された熱核融合実験装置ITERをはじめ、実用化に向けた研究が進んでいる。→核融合炉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android