根古地新田(読み)ねこじしんでん

日本歴史地名大系 「根古地新田」の解説

根古地新田
ねこじしんでん

[現在地名]養老町瑞穂みずほ

根古地村の南西にあり、北西大場おおば村。近世初頭に開発された村。寛永一八年(一六四一)河内屋甚九郎が根古地村の荒地や草場高三一八石余を開発し新田とした。同年根古地村庄屋などに宛て本村の支障になることはいっさい行わないなどの証文を出し(同年三月「根古地新田開発証文」根古地区有文書)、正保二年(一六四五)には作方については永代本村の指示を受ける旨証文を出している(同年二月「根古地新田開発証文」同文書)。慶安五年(一六五二)の根古地新田検地帳(後藤文書)は五冊に分れ、すべて二月二四日付となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android