根室[市](読み)ねむろ

百科事典マイペディア 「根室[市]」の意味・わかりやすい解説

根室[市]【ねむろ】

北海道東端の根室半島を占める市。1957年市制。北岸はオホーツク海に面して根室港が,南岸は太平洋に面して花咲港があり,根室本線終点の中心市街は北岸の根室港を中心に発達。コンブサケタラ,サンマ,カニなどを漁獲,水産加工場や冷蔵工場が多く,特にカニの缶詰業は盛ん。根室港は冬季は結氷するため,南岸の結氷しない花咲港を利用する。酪農が行われるが,冷涼で穀物栽培には不適風蓮湖,根室車石(天然記念物)があり,南端落石岬はサカイツツジ自生地(天然記念物)。2005年に風蓮湖・春国岱がラムサール条約登録湿地となる。東日本大震災で,市内において被害が発生。506.25km2(歯舞群島94.84km2を含む)。2万9201人(2010)。
→関連項目根室[支庁]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android