根掘ず(読み)ネコズ

デジタル大辞泉 「根掘ず」の意味・読み・例文・類語

ね‐こ・ず【根掘ず】

[動]活用四段か上二段か未詳》樹木を、根の付いたまま掘り起こして取る。
若木の梅を―・じつるかな」〈源師光集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「根掘ず」の意味・読み・例文・類語

ね‐こ・ず【根掘】

  1. 〘 他動詞 動 〙 ( 用例連用形だけで、活用は上二段か四段か不明 ) 樹木などを根のついたまま掘り取る。
    1. [初出の実例]「則ち磯津(しつ)の山の賢木(さかき)を抜(ネコシと)り」(出典日本書紀(720)景行一二年九月(北野本訓))
    2. 「吉野の桜をねこじて植へ」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)五)

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