桜の実(読み)さくらのみ

精選版 日本国語大辞典 「桜の実」の意味・読み・例文・類語

さくら【桜】 の 実(み)

① 桜の果実大豆ほどの球形核果で、六月ごろ熟して黒紫色になる。ミザクラセイヨウミザクラの果実は大形で、紅色または黄色に熟し食用とする。さくらんぼ。桜桃(おうとう)。《季・夏》
※俳諧・毛吹草(1638)二「四月〈略〉桜の実」
② 妊娠して黒くなった乳首を桜の実に見たてていう語。また、みごもった女。妊婦
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)天二「中条へ直参をするさくらの実」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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