桜戸(読み)さくらど

精選版 日本国語大辞典 「桜戸」の意味・読み・例文・類語

さくら‐ど【桜戸】

〘名〙
① 桜の板木で作った戸。《季・春》
※定家卿藤川百首(13C前)「色に出でて言ひなしをりそ桜戸の明けながらなる春の袂を」
② 桜の木のあたりにある家。《季・春》
※無言抄(1598)中「桜戸 両方に嫌ふとは、植物居所とに嫌ふなり。桜のほとりの宿の事なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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