桜田太左衛門町(読み)さくらだたざえもんちよう

日本歴史地名大系 「桜田太左衛門町」の解説

桜田太左衛門町
さくらだたざえもんちよう

[現在地名]港区西新橋にししんばし一丁目

桜田久保さくらだくぼ町の西に位置する町屋。北は鶴見七左衛門預御厩、南は桜田備前さくらだびぜん町、西は豊後臼杵藩稲葉家上屋敷。町名の由来は定かではないが、桜田善右衛門町と同じように太左衛門は草創名主の名前であろう(芝区誌)。桜田七ヵ町の一町で、延宝年間(一六七三―八一)の図では虎御門外堀端、桜田久保町西隣に町名がみえ、片側町であった(沿革図書)。与左衛門・佐左衛門の二名が草創人で、当町の土地はすべて両人が所持していたが、のちに諸所へ売渡した。町内の間数は京間で六七間余、東西は北側二二間余・南側二〇間、南北は西側三三間余・東側三一間余、総坪数は往還を除いて六八一坪余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android