桶田村(読み)おけだむら

日本歴史地名大系 「桶田村」の解説

桶田村
おけだむら

[現在地名]掛川市上内田かみうちだ

城東きとう郡に所属。上小笠かみおがさ川の上流域にあり、北西だん村。秋葉街道が通る。「掛川誌稿」によると、当村の庄屋五郎左衛門の先祖は佐々木桶殿と称し、その宅地周辺の田地を桶田垣戸とよんだのが村名の由来という。正保郷帳では田方二七七石余・畑方八〇石余、掛川藩領(幕末に至る)。文政一二年(一八二九)の御高等書留によると威鉄砲二があり、高三六一石余(うち新田三石余)、毛付高三二一石余の納辻米四五〇俵余、家数三七(内訳不明)・人数一五九。元禄一〇年(一六九七)には掛川宿の大助郷で勤高三五七石(「掛川町助郷帳」戸田家文書)


桶田村
おけたむら

[現在地名]小山市小宅おやけ 桶田

おもい川西岸にあり、南は黒本くろもと村、北は小宅村。慶安郷帳では田方一三石余・畑方三一石余、下総古河藩領。元禄七年(一六九四)幕府領、同一〇年宇都宮藩領となり、宝永七年(一七一〇)より幕府領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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