梃子・梃・手子(読み)てこ

精選版 日本国語大辞典 「梃子・梃・手子」の意味・読み・例文・類語

て‐こ【梃子・梃・手子】

〘名〙
支点のまわりに回転しうる棒。力のモーメントを利用して、小さい力を大きい力にかえることができる。機械工具の一要素として広く利用される。槓杆(こうかん)レバー。てこじ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※雑俳・たから船(1703)「どこまでも恋の車に文の手杵
② ある大きな目的を達成するための、有力なとっかかりや手段
高校生の「集団万引」(1957)〈乾孝〉「こんな事件をテコにして、『だから修身科特設が急務なのだ』などということになったら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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