梨谷村(読み)なしたにむら

日本歴史地名大系 「梨谷村」の解説

梨谷村
なしたにむら

[現在地名]平村梨谷

小来栖こぐるす村の西、庄川支流梨谷川上流の標高約七〇〇メートルの地点に位置する。小来栖村からは山を越えて一八町余、北西ほお峠を経て若杉わかすぎ(現城端町)まで一里一三町(「五ヶ山諸事留書」鉢蝋家文書)集落から離れて人家二軒の垣内(枝村)二ッ梨谷ふたつなしたにがある(三州志)。寛永七年(一六三〇)の高六〇石余、免三ツ一厘余(いずれも幕末まで変化なし)、定納金子六両六分余(「検地見図帳並免定目録」川合家文書)正保郷帳では畑方のみで四町余。明暦二年(一六五六)以後、納所金子七両三匁二分余・塩硝役金子二匁三分余・手上金子一匁六分余、蝋・漆・蓑・紙役金子二匁余、計九両六分余を課せられており、この代銀四二五匁一分余を夏成・冬成の両度に納めた(寛政八年「梨谷村百姓中持高品々帳」山崎家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android