森三千代(読み)もり みちよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森三千代」の解説

森三千代 もり-みちよ

1901-1977 昭和時代詩人,小説家。
明治34年4月19日生まれ。金子光晴の妻。昭和2年詩集「竜女の眸(ひとみ)」を刊行。3年から7年まで光晴と東南アジア,パリを放浪する。のち小説に転じ,作品に「巴里(パリ)の宿」「小説和泉式部」など。昭和52年6月29日死去。76歳。愛媛県出身。東京女高師(現お茶の水女子大)中退

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の森三千代の言及

【金子光晴】より

…高踏的・耽美的な詩集《こがね虫》(1923)はその所産。24年,森三千代と結婚したが,定職につかず生活は困窮した。三千代が土方定一と恋愛し,面目を失ったため,28年,三千代と日本を脱出,東南アジアからヨーロッパまで,5年間放浪した。…

※「森三千代」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」