森田勘彌・守田勘彌(読み)もりたかんや

精選版 日本国語大辞典 「森田勘彌・守田勘彌」の意味・読み・例文・類語

もりた‐かんや【森田勘彌・守田勘彌】

[一] 森田座の座元および歌舞伎俳優の名。一一世の時、森田を守田に改めた。
[二] 一二世。明治期の興行師作者江戸の人。守田家の養子。明治五年(一八七二)他座に先がけて、森田座を市中の新富町に新築。政・財・学界の有力者と交わって、演劇改良運動を進め、劇場や観客制度の近代化、歌舞伎の地位向上に貢献した。作者としては、明治一九年河竹黙阿彌の門下となり、古河新水の名で作劇し、上演されたものも多い。弘化三~明治三〇年(一八四六‐九七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android