森田耕一郎(読み)もりたこういちろう

知恵蔵mini 「森田耕一郎」の解説

森田耕一郎

天文学者、元国立天文台教授。1954年4月8日、福岡県生まれ。77年に名古屋大学を卒業し、同大学院で博士号を取得。83年に東京大学東京天文台(現・国立天文台)に入り、2010年に教授となる。06年、日欧米の共同プロジェクトとしてチリ北部のアタカマ高地で建設が進められている電波望遠鏡アルマ望遠鏡」の国際チームのメンバーとなり、10年より同地に赴任。12年4月に国立天文台チリ観測所教授に着任したが、同年5月7日、同地で強盗事件に巻き込まれて急逝した。享年58。その功績をたたえ、13年、アルマ望遠鏡で日本が担当した16台のパラボラアンテナが「モリタアレイ」と命名された。

(2013-5-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android