椎手村(読み)しいでむら

日本歴史地名大系 「椎手村」の解説

椎手村
しいでむら

[現在地名]九度山町椎出しいで

下古沢しもこさわ村の北東不動谷ふどうだに川流域にある。「続風土記」は「名義詳ならす、古もし此村多く椎を産せしより村名とするならん」と記す。椎出とも記す。弘安八年(一二八五)九月日付の高野山金剛峯寺寺領注文(「続風土記」所収)に「(ママ)手郷」がみえ、天正一九年(一五九一)一〇月二一日の豊臣秀吉朱印状(興山寺文書)には「しいて」として七〇石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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