検印・撿印(読み)けんいん

精選版 日本国語大辞典 「検印・撿印」の意味・読み・例文・類語

けん‐いん【検印・撿印】

〘名〙
検査を済ませたしるしに押す印。また、その押された印。
公議所日誌‐七・下・明治二年(1869)四月「議案二枚の内一枚へ、御採用の有無共、御検印の御附札、有之度候也」
書籍奥付に、著作者発行を承認したことを証明するために押す印。検印紙に押印して貼付するものもあり、この検印数に基づいて印税が支払われる。現在は省略される場合が多い。
著作権法施行制(明治三二年)(1899)一条「著作権法第四十八条第一項に依り複製物を発売頒布せんとする者〈略〉検印を申請すべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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