検封・撿封(読み)けんぷう

精選版 日本国語大辞典 「検封・撿封」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぷう【検封・撿封】

〘名〙
① 検査して封印すること。また、封印を検査すること。
三代格‐一八・貞観一二年(870)五月二日「因茲、啻加検封、不計知
② さしおさえること。
※市島謙吉氏所蔵文書‐承平二年(932)九月二二日・丹波国牒「仍件絹弁進之間、各稲二百束許検封、今須弁進彼絹之後、可開免件稲者」
中世、犯罪人の財産を差し押えたり、あるいは幕府寺社の指示命令に従わないときに、それに従うまで、家屋を封鎖して出入り不能にしたりすること。
東大寺文書‐大治元年(1126)一一月一九日・東大寺三綱申文「検封住宅之処、自今以後、不懈怠

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