椿嶺(読み)チンレイ

デジタル大辞泉 「椿嶺」の意味・読み・例文・類語

ちん‐れい【椿嶺】

中国伝説で、仙人が住むという想像上の山。
「共に―の陰にも寄り、遠く花山の跡をも追はばや」〈太平記・三〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「椿嶺」の意味・読み・例文・類語

ちん‐れい【椿嶺】

(「椿」は大椿の意で、「荘子‐逍遙遊」などにみえる霊木) 仙人が住むという想像上の山。藐姑射山(はこやのやま)
※太平記(14C後)三〇「共に椿嶺(チンレイ)の陰にも寄り、遠く花山の跡をも追ばやとこそ思召つれ共」

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