精選版 日本国語大辞典 「椿象・亀虫」の意味・読み・例文・類語 かめ‐むし【椿象・亀虫】 〘名〙 カメムシ(半翅)目カメムシ科と、その近縁の科の昆虫の総称。体型が多くは亀の甲型の六角形で、体の後部は丸みを帯びる。前ばねは角質で、その後端部分だけが膜質で、ウンカ、セミなどと異なる。多くは胸部に臭腺があって、触れると悪臭を放つので俗にヘクサムシという。吻(ふん)は腹面に沿って伸び、植物の液や動物の体液を吸うものなど害虫、益虫さまざまで、農作物の害虫には、イネカメムシ、クロカメムシなどがある。くさがめ。へっぴりむし。〔農業全書(1697)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報