早める(読み)ハヤメル

デジタル大辞泉 「早める」の意味・読み・例文・類語

はや・める【早める/速める】

[動マ下一][文]はや・む[マ下二]
(早める)時期時刻をはやくする。「出荷を―・める」「死期を―・める」
(速める)速度をはやくする。「足を―・める」
[類語]繰り上げる早まる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「早める」の意味・読み・例文・類語

はや・める【早】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]はや・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 速度を加える。早くする。いそがせる。
    1. [初出の実例]「牛かけて、はやめて、おひ惑ひて帰れば」(出典:落窪物語(10C後)二)
    2. 「電車はもう速力を早(ハヤ)めて」(出典路上(1919)〈芥川龍之介〉三〇)
  3. 期日を繰り上げる。時刻を早くする。
    1. [初出の実例]「ひめかまつごを、はやめんと、てづから、ろうごしになさるれば」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)八)
    2. 「強引に手術を早めたからだと」(出典:海と毒薬(1957)〈遠藤周作〉一)

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