業・輪廻思想(読み)ごうりんねしそう

世界大百科事典(旧版)内の業・輪廻思想の言及

【カースト】より

…宗教的・儀礼的に定められた上下の秩序が,経済的な分業関係を支え,維持してきたのである。(2)業・輪廻思想 ヒンドゥー教徒は,霊魂は前世になした行為(業(ごう))に縛られ,さまざまな姿をとって生まれ代わる(輪廻(りんね))と信じてきた。この業・輪廻思想のもとでヒンドゥー教徒は,〈人がそれぞれのカーストのなかに生まれることになったのは,前世の行為の結果であるから,彼はそのカーストの職業に専念せねばならない。…

※「業・輪廻思想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」