極楽院跡(読み)ごくらくいんあと

日本歴史地名大系 「極楽院跡」の解説

極楽院跡
ごくらくいんあと

[現在地名]箕郷町和田山

天神てんじん坂の東台上にあったが、明治初年廃絶した。もとの入口に百庚申が二列に並び、東側に菅原神社、右手に観音堂が残る。丘はさらに東に延びて広い台地をなす。修験道場のあった所で、関東平野を見下ろす展望の良い地。和田山極楽院清涼寺と号し、本山派の修験宗に属した。本尊は不動明王。箕輪みのわ城主長野業政の帰依により良雲が開山し、真言宗であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android