楽は苦の種、苦は楽の種(読み)らくはくのたね、くはらくのたね

ことわざを知る辞典 「楽は苦の種、苦は楽の種」の解説

楽は苦の種、苦は楽の種

楽には将来苦労の種があり、逆に苦には後の楽をする種がある。苦楽は相伴うもので、どちらか一方だけということはない。

[使用例] 「ほんまかいな、他あやん、孔子さんがそんなこと言うたはるて、こら初耳や。おまはんえらい学者やねんな」「言うたはれいでか。楽は苦の種、苦は楽の種いうて、言うたはる」[織田作之助わが町|1942]

[類句] 楽あれば苦あり

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

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