楽記(読み)がっき

世界大百科事典(旧版)内の楽記の言及

【中国音楽】より

…そのため,孟子以下,儒家はみな音楽を重視した。音楽美学を論じ,後世の学者が尊んだ〈楽記〉(《礼記(らいき)》の一編,前2世紀以前成立)に〈楽は徳の華なり〉というごとくである。しかし墨子は《非楽》を著し,為政者が楽舞を行うのに,民を搾取して過剰な経費をかけるとの理由から,音楽活動には否定的態度をとった。…

※「楽記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」