榎船渡村(読み)えのきふなとむら

日本歴史地名大系 「榎船渡村」の解説

榎船渡村
えのきふなとむら

[現在地名]笹神村榎船渡

北は飯塚いいづか村、東は沖山新おきやましん村、西は船居ふない村と接する。慶長期(一五九六―一六一五)関ヶ原の戦に敗れた大野喜平治・貞右衛門兄弟が帰農して開発と伝える(神山村郷土略史)正保国絵図に村上藩領として村名が載り、貞享元年(一六八四)郷村高辻帳に高一八一石七斗余とある。宝永四年(一七〇七)頃の山崎組御巡見御案内帳(渡辺家文書)によれば高一六三石余・田畑反別一二町七反余、家数一四、男四〇・女三一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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