構造・搆造(読み)こうぞう

精選版 日本国語大辞典 「構造・搆造」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぞう ‥ザウ【構造・搆造】

〘名〙
① 種々の材料を用い、組み立てて作ること。また、その作り方や部分部分の作られ方。つくり。くみたて。
古事談(1212‐15頃)六「撰勝地構造之別庄也」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「いくらかはじめに土台をまうけてさて搆造(カウゾウ)に着手せざれば」 〔宋書恩倖
構造主義で、ものごとを成り立たせているもの相互の機能的連関をいう。
数学で、集合とそこで定められた演算、集合とそこで定められた関係など、集合とそれが持っている集合論的対象とから組み立てられるもの。現代数学の対象はすべてこの意味での構造と考えられる。数学的構造。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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