槎枒(読み)サガ

デジタル大辞泉 「槎枒」の意味・読み・例文・類語

さ‐が【××枒/×槎牙】

[ト・タル][文][形動タリ]木の枝がごつごつと角ばって入りくんでいるさま。
「椿に隣れる梅樹うめの―たるに」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「槎枒」の意味・読み・例文・類語

さ‐が【槎&JISF3C6;・槎牙】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 木の枝がごつごつとして入りくんでいるさま。とげとげと角ばっているさま。楂枒。
    1. [初出の実例]「老木槎枒即吾屋 書中何必買黄金」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)五・題画)
    2. 「槎枒林立、横斜枝を交ゆ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    3. [その他の文献]〔剪燈余話‐至正妓人行〕

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