模作(読み)モサク

デジタル大辞泉 「模作」の意味・読み・例文・類語

も‐さく【模作/×摸作】

[名](スル)すでにあるものを手本として、似せて作ること。また、その制作物・作品。ぼさく。「ロダン彫刻を―する」

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精選版 日本国語大辞典 「模作」の意味・読み・例文・類語

も‐さく【模作・摸作】

  1. 〘 名詞 〙 ある物にまねて作ること。また、その作ったもの。模造。ぼさく。
    1. [初出の実例]「嘗て雕像工ダグヱスノイと居を同うし、古像を模作する輔手となり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)

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世界大百科事典(旧版)内の模作の言及

【偽作】より

…この時代にはみごとなコピーはそれ自体価値あるものと考えられていたようで,バザーリ自身もその技量を誇っている。17世紀以降もコピー,パスティーシュは模写,模作として,勉学のため,あるいは技量の誇りと楽しみのために多く作られている。中国でも模写,模作が盛んに行われた(これが室町時代の日本に輸入されるとしばしば真作として通用することになる)。…

※「模作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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