模刻(読み)モコク

デジタル大辞泉 「模刻」の意味・読み・例文・類語

も‐こく【模刻】

[名](スル)元になるものとそっくりに彫刻すること。模勒もろく。「模刻ぼん」「古仏模刻する」

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精選版 日本国語大辞典 「模刻」の意味・読み・例文・類語

も‐こく【模刻・摸刻】

  1. 〘 名詞 〙 原本に模してその通り彫ること。原本通りに版木を彫ること。模勒(もろく)
    1. [初出の実例]「此の古金石を摸拓した法帖や金石文字を摸刻した雕印及び印譜の趣味は」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉東西愛書趣味の比較)

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普及版 字通 「模刻」の読み・字形・画数・意味

【模刻】もこく

石や木に移し刻する。明・劉基劉商の観奕の図に題す〕右、昔人の劉奕の圖を臨す。~其の、實にに妙なり。

字通「模」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の模刻の言及

【模写】より

…まねて写すこと,また写したものをいうが,ことに造形芸術において重要な概念である。彫刻の場合,模刻とも呼ぶ。芸術作品の創作には模倣,理想化,表出,象徴といった契機が考えられるが,それらは対象への対応の仕方によって異なっている。…

※「模刻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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