権現山第一号墳・第二号墳(読み)ごんげんやまだいいちごうふん・だいにごうふん

日本歴史地名大系 の解説

権現山第一号墳・第二号墳
ごんげんやまだいいちごうふん・だいにごうふん

[現在地名]豊橋市石巻本町 別所

豊川左岸、川淵に急傾斜で山腹が落込む、標高八〇メートルの権現山先端に第一号墳、この北約一〇〇メートルの頂上近くに第二号墳がある。第一号墳は全長約三八メートルの前方部を南に向けた前方後円墳。やや楕円形の径二二メートル・高さ三メートルの後円部に、長さ一六メートル・幅一四メートルの長方形の低い前方部がつく。墳丘は南北方向の尾根南端部を切断して造出され、自然地形を利用して墳丘を大きくみせる効果をあげている。河原石を用いた葺石遺存もよい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android