横と出る(読み)ヨコトデル

デジタル大辞泉 「横と出る」の意味・読み・例文・類語

よこと◦

わざと意地悪い態度をとる。横意地を張る。
「さやうに―◦出候はば、山こかしのやうに申したて」〈浮・色三味線・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横と出る」の意味・読み・例文・類語

よこ【横】 と 出(で)

  1. すなおでない態度をとる。意地悪く出る。ことさらにつむじ曲がりのことをする。
    1. [初出の実例]「此揚せんの書出し一巻、引やぶって御通りあらふずるはやすき事にて候へ共、さやうに横(ヨコ)と出候はば、山こかしのやうに申たて」(出典:浮世草子傾城色三味線(1701)湊)

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