横山松三郎(心理学者)(読み)よこやままつさぶろう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「横山松三郎(心理学者)」の意味・わかりやすい解説

横山松三郎(心理学者)
よこやままつさぶろう
(1890―1966)

心理学者。水戸市の生まれ。1907年(明治40)17歳で渡米、1913年(大正2)コロラド大学に入学、さらにハーバード大学、クラーク大学に学び、1921年感情の研究により学位をとる。ボーリングと親しい。1922年慶応義塾大学予科教員(心理学担当)、1926年(大正15)心理学実験室の創設尽力私学における実験室の初め)、感覚、知覚、感情などの実験的研究の実施や指導にあたった。1938年(昭和13)同大学文学部教授、1957年文学部長、1959年日本心理学会会長となる。慶応義塾大学心理学研究室の土台と伝統をつくっただけでなく、日本心理学会、日本応用心理学会創立にも尽力した。

[宇津木保]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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