横川口留番所(読み)よこかわくちどめばんしよ

日本歴史地名大系 「横川口留番所」の解説

横川口留番所
よこかわくちどめばんしよ

[現在地名]四賀村中川 横川

横川村は小県ちいさがた(上田藩)との境界に近いので、松本藩は番所を置き、女・米穀・塩・麻・木材出入りを監視した。

享保九年(一七二四)の「信府統記」に「会田現横川番所、寛永年中ノ番人切米二十五俵二人扶持太田仁右ヱ門、又一説ニ天野茂右ヱ門ト伝馬廻リ定番共、忠清(水野)公御代松原与左ヱ門代官ノ時、定番横内惣五郎ニ申付ル、(中略)番所六間ニ二間半茅家、比番所材木、古来コヤノ沢留山ニテ組中ノ人足ニテ諸木伐出シ修覆ス、柵木等同断、番所道具、城主ヨリ渡シ置ク」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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