横根(読み)よこね

精選版 日本国語大辞典 「横根」の意味・読み・例文・類語

よこ‐ね【横根】

〘名〙
① 横に張った根。
鼠蹊(そけい)リンパ節炎症性腫脹(しゅちょう)をいう。梅毒軟性下疳(なんせいげかん)淋病・第四性病の時のリンパ節腫脹をさしていうことが多い。便毒(べんどく)横痃(おうげん)。よこねふみ
満済准后日記‐応永二二年(1415)正月二九日「公方様御横根傷出来。仍聖護院へ御出無之。臨期儀、本所仰天云々」

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デジタル大辞泉 「横根」の意味・読み・例文・類語

よこ‐ね【横根】

横にのびた根。
両足の付け根のリンパ節が炎症を起こして腫れたもの。梅毒など性病が原因で起こるものが多い。便毒。横痃おうげん

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盆栽用語集 「横根」の解説

横根

鉢の中で横に広がる根を指していう。これを表面に掻き出したものが発達して根張りになっていく。

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