横槍を入れる(読み)よこやりをいれる

精選版 日本国語大辞典 「横槍を入れる」の意味・読み・例文・類語

よこやり【横槍】 を 入(い)れる

両軍が入り乱れて戦っている時、別の一隊側面から槍で突きかかる。横あいから別に攻めかかる。
応仁記(15C後)二「東条をば東河原へ打ち通し、西を請けて横鑓を入よ」
② 人の談話仕事などに横あいから、急に第三者口出しをする。そばから非難めいた言い方をしたり、でしゃばった行ないをしたりする。さしでぐちをする。横矢を入れる。
※洒落本・花街鑑(1822)下「又滝三郎がために横槍(ヨコヤリ)を入(イ)れられ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android