横浜運上所跡(読み)よこはまうんじようしよあと

日本歴史地名大系 「横浜運上所跡」の解説

横浜運上所跡
よこはまうんじようしよあと

[現在地名]中区日本大通

横浜開港場の中央、外国貿易船用の東波止場と日本内国貿易物資専用の西波止場の正面に安政六年(一八五九)建設された。木造一部二階建。神奈川奉行所の一部門として、貢租徴収・預所内および外国人遊歩行域内の風俗取締・道橋普請・検使見分・検察裁判・百姓町人の出願事項・役所入用など内政事務一般を扱う戸部とべ役所(現西区)に対して、税関業務・外国軍艦商船の入出港手続・貿易・洋銀引替その他外国人取締・応接など広範な外交事務を取扱った(神奈川事務)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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