横物(読み)ヨコモノ

デジタル大辞泉 「横物」の意味・読み・例文・類語

よこ‐もの【横物】

横に長い形のもの。特に、横に長くかかれた書画や、それを表装した軸物や額。

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精選版 日本国語大辞典 「横物」の意味・読み・例文・類語

よこ‐もの【横物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 横に長い形のもの。
    1. [初出の実例]「寺の梁木や床柱、大黒柱、横物に使える松」(出典:凩(1971)〈水上勉〉八)
  3. 特に書画で、横に長く書かれたもの。また、それを表装した軸物、横額(よこがく)巻物など。
    1. [初出の実例]「朝茶湯花を生たる折しもあれ〈素玄〉 空は霞に横物の鴈〈宗恭〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)一)
  4. 正式ではないもの。また、重要でないもの。二番めと考えられるもの。
    1. [初出の実例]「其田地に果(くだもの)を植、稲作より増(まし)によこものなり揚(あがり)ければ」(出典:都鄙問答(1739)二)

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