横這(読み)よこばい

精選版 日本国語大辞典 「横這」の意味・読み・例文・類語

よこ‐ばい ‥ばひ【横這】

〘名〙
① 横にはうこと。横の方向にはい動くこと。
狂歌・後撰夷曲集(1672)六「夏の日にあなくるしやと旅人のよこはひにしてのぼる蟹坂」
② 物価や相場などがあまり変動のない状態が続くこと。
※旅‐昭和二六年(1951)六月号・糸ヘン景気の町「横這(ヨコバ)いないしは先安といわれているが」
カメムシ(半翅)目ヨコバイ科に属する昆虫総称体長はふつう三~二〇ミリメートル。一般に頭部が幅広く体の後方は狭まって、多くくさび形をなす。ウンカに似るが、触角は短い糸状で、その基部が太くならない点で区別できる。成虫は夏、灯火に集まり、よく跳躍し、横にはうことが多い。幼虫は植物の液汁を吸うので農作物害虫となる。稲の大害虫として知られるイナズマヨコバイツマグロヨコバイなど日本には約四五〇種が分布。広義にはウンカ類に含める。《季・秋》
※銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前「火影をしたってよこばひが飛んできては」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「横這」の解説

横這 (ヨコバイ)

動物。ヨコバイ科の昆虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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