樹冠火(読み)ジュカンカ

デジタル大辞泉 「樹冠火」の意味・読み・例文・類語

じゅかん‐か〔ジユクワンクワ〕【樹冠火】

森林火災の一。樹冠が燃え、樹木全体が炎に包まれるもの。スギヒノキアカマツなどの針葉樹で起こりやすく、広葉樹林ではあまりみられない。炎の高さは20~30メートルに達し、勢いも強い。風によって飛び火し、延焼が拡大することもしばしばみられる。消火は非常に困難で、被害も甚大になる。地表火から広がることが多い。→樹幹火

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android