樺井月神社(読み)かばいつきじんじや

日本歴史地名大系 「樺井月神社」の解説

樺井月神社
かばいつきじんじや

水主神社の境内鎮座祭神月読つきよみ命。旧村社。もと綴喜つづき郡樺井(現京都府田辺町大住)にあったが、木津川氾濫に遭い寛文一二年(一六七二)水主神社境内に遷宮したと伝える。もとの地には樺井姓の人々が住み、現在も当社を管理している。「延喜式」神名帳に載る綴喜郡一四座のうち「樺井カハイノ月神社大、月次新嘗」に比定されている。創建・由緒はつまびらかでないが、「古事記」安康天皇段に「是に市辺王の王子等、意王・袁二柱、此の乱れを聞きて逃げ去りたまひき。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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