橋頭郷(読み)はしもとごう

日本歴史地名大系 「橋頭郷」の解説

橋頭郷
はしもとごう

和名抄」高山寺本・刊本ともに訓を欠く。天平一四年(七四二)一二月一三日付優婆塞貢進解(正倉院文書)

<資料は省略されています>

とあり、秦姓氏族の居住が確かめられる。また天長五年(八二八)のものと推定される山城国葛野郡班田図(お茶の水図書館蔵)には橋頭郷戸主某の名がみえる。また、嘉祥二年(八四九)七月二九日付山城国高田郷長解(根岸文書)には「橋頭郷戸主朝原宿禰河雄戸口同姓魚麻呂」とあり、同三年の土地売券には「葛野郡橋頭郷長六人部大酒」(「日本地理志料」所引)、同四年のものには「橋頭郷戸主朝原宿禰河雄」(同書)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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