橐吾・橐・石蕗(読み)つわぶき

精選版 日本国語大辞典 「橐吾・橐・石蕗」の意味・読み・例文・類語

つわ‐ぶき つは‥【橐吾・橐・石蕗】

〘名〙 キク科の常緑多年草。本州中部以西、四国、九州、朝鮮、中国の海岸近くに生え、観賞用に庭に植えられ、いくつかの園芸品種がある。高さ約六〇センチメートル。全体に褐色綿毛を密生する。葉は根生し、長い柄があって、葉身は幅二〇センチメートル内外の腎臓形光沢があり縁は波状。秋、花茎上部で分枝し、径約五センチメートルの黄色い頭花をつける。舌状花は一二個内外で一列に並ぶ。果実には淡褐色の長い冠毛がある。葉をあぶってはれものや湿疹などの薬に用いる。葉柄食用になる。漢名、橐吾・橐。つわ。《季・冬》 〔書言字考節用集(1717)〕

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